このたび、Amazonは新機種となるFire TV Stick 4KとFire TV Stick 4K Max(第2世代)を発表しました。どちらの機種もWi-Fi 6(Fire TV Stick 4K MaxはWi-Fi 6E)に対応し、よりパワフルなストリーミング体験を実現します。また、同時に発表された10.1インチのFire HD 10タブレットは、前世代機と比べて処理速度が25%向上し、エンターテインメントやゲームをより快適にお楽しみいただけます。パフォーマンスに優れたこれらの新しいFire TVとFireタブレットを利用すれば、エンゲージメントをさらに高めることができます。
これらの3機種にはすべてFire OS 8が搭載されており、Android 11(R、APIレベル30)でのプライバシーとセキュリティの機能強化が組み込まれています。新機能を利用するには、Fire TV対応アプリのテストと、最新のFire OSバージョンに合わせた最適化を行い、最適なユーザーエクスペリエンスを提供できるようにしてください。Fireタブレット対応アプリの場合は、複数の機種で既にFire OS 8が搭載されているため、必要な対応はありません。
Fire OSはAndroidオープンソースプロジェクト(AOSP)ベースで、Androidのメジャーリリースに対応しています。Fire OS 8はAndroid 11(R、APIレベル30)をベースにしており、メディアストリーミング、グラフィックの改善、セキュリティに関するいくつかの機能強化が含まれています。
Android 11(APIレベル30)でアプリをテストするには、Androidドキュメントの手順に従って、Androidデバイスエミュレーターのイメージをセットアップします。
1. Android Studioで、[Settings] > [Appearance & Behavior] > [System Settings] > [Android SDK] に移動します。
2. リストから [Android 11.0 (R)] を選択して [OK] をクリックし、インストールが完了したら [FINISH] をクリックします。
3. このAndroidバージョンがインストールされたら、デバイスマネージャーウィンドウで [Create Device] をクリックし、[TV] > [Android TV (1080p)] を選択します。注: これはあくまでもテスト用の仮想デバイスであり、今後の特定のハードウェア仕様とは異なる場合があります。
4. [Other Images] で [Android 11.0]([Release Name] [R]、[API Level] [30])を選択し、[Next] をクリックします。 Fire TV/Fire OS 8のテストユニットであることを示す名前を仮想デバイスに付け、[Finish] をクリックします。
5. これで、Android Studio内でこの仮想デバイスを使用して、既存のFire TV対応アプリのテストやアップグレードを行えるようになります。再生ボタンをクリックすると、組み込みの仮想デバイスエミュレーターでアプリが起動します。