アプリを初めて起動する瞬間は、誰かと初めて会う時に似ています。一目ぼれすることもあれば、 シャツの染みやニオイが気になることもあるでしょう。 アプリの場合も同じです。起動は高速かつスムーズでしょうか。 それとも、読み込みに時間がかかったり、クラッシュしてしまいますか? ユーザーが求めているのは、動作や反応が速いアプリです。それをアピールする最適な方法は、起動時間を短くすることです。起動が早ければ、アプリの第一印象は必ず良くなります。
Fire OSのパフォーマンステスト(英文のみ)を使用すれば、最初のフレームが表示されるまでの時間を計測し、アプリの起動時間と動作をテストできます。
事前準備:
準備ができたら、次の手順に従ってパフォーマンステスターをインストールします。
1. ターミナルで次のコマンドを実行し、パフォーマンステスターリポジトリのクローンを作成します。
git clone https://github.com/amazonappdev/fireos-perf-testing.git
2. プロジェクトディレクトリに移動します。
cd fireos-perf-testing
3. プロジェクトをビルドし、JARを作成します。
mvn clean install
次の手順に従ってテストを実行します。
1. jarフォルダで「FOSTTIDPerfTesting-distribution.zip」ファイルを探します。
2. 見つけたzipファイルを解凍します。
3. FOSTTIDPerfTesting-distribution > Input > APKフォルダに移動します。
4. テスト対象のAPKファイルをAPKフォルダにコピーします。
5. APKファイルの名前を「Input.apk」に変更します。
6. ターミナルで、新しいFOSTTIDPerfTesting-distributionフォルダに移動します。
cd FOSTTIDPerfTesting-distribution
7. 実行するテストの種類を選択します。
8. デバイスをコンピューターに接続していない場合は接続します。また、[USBデバックを許可しますか?] がオンになっていない場合はオンにします。
9. デバイスのシリアル番号が手元にない場合は、次のコマンドを実行してシリアル番号を取得します。
adb devices
10. 次のコマンドでテストを実行します。
java -jar PerformanceKpi-jar.jar <Test Type> <Device Serial Number)>
フルレイテンシのコマンドを実行する場合は、次のようになります。
java -jar PerformanceKpi-jar.jar latency GCC2DM000000000S
11. フルレイテンシテストの実行には約1時間かかります。しばらくお待ちください。
12. テスト結果は、FOSTTIDPerfTesting-distributionフォルダ内のtest-outputフォルダに格納されます。
手順は以上です。
詳細については、GitHubリポジトリでFire OSのパフォーマンステスト(英文のみ)に関する説明を参照してください。アプリのその他のテストを実行する場合は、アプリ健全性インサイトダッシュボードを利用します。このダッシュボードでは、アプリのレイテンシ、メモリの使用状況、滑らかさ、安定性をテストできます。
ご質問やフィードバックがありましたら、こちらへお知らせ(英文のみ)ください。