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Fire OSアプリの起動時間のテスト

Moses Roth Oct 31, 2024
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Testing Best practices
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アプリを初めて起動する瞬間は、誰かと初めて会う時に似ています。一目ぼれすることもあれば、 シャツの染みやニオイが気になることもあるでしょう。 アプリの場合も同じです。起動は高速かつスムーズでしょうか。 それとも、読み込みに時間がかかったり、クラッシュしてしまいますか? ユーザーが求めているのは、動作や反応が速いアプリです。それをアピールする最適な方法は、起動時間を短くすることです。起動が早ければ、アプリの第一印象は必ず良くなります。

Fire OSのパフォーマンステスト(英文のみ)を使用すれば、最初のフレームが表示されるまでの時間を計測し、アプリの起動時間と動作をテストできます。

セットアップ

事前準備:

Selecting target devices

インストール

準備ができたら、次の手順に従ってパフォーマンステスターをインストールします。

1.  ターミナルで次のコマンドを実行し、パフォーマンステスターリポジトリのクローンを作成します。

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git clone https://github.com/amazonappdev/fireos-perf-testing.git

2.  プロジェクトディレクトリに移動します。

Copied to clipboard
cd fireos-perf-testing

3.  プロジェクトをビルドし、JARを作成します。

Copied to clipboard
mvn clean install

テストの実行

次の手順に従ってテストを実行します。

1.  jarフォルダで「FOSTTIDPerfTesting-distribution.zip」ファイルを探します。

2.  見つけたzipファイルを解凍します。

3.  FOSTTIDPerfTesting-distribution > Input > APKフォルダに移動します。

4. テスト対象のAPKファイルをAPKフォルダにコピーします。

5.  APKファイルの名前を「Input.apk」に変更します。

6. ターミナルで、新しいFOSTTIDPerfTesting-distributionフォルダに移動します。

Copied to clipboard
cd FOSTTIDPerfTesting-distribution

7. 実行するテストの種類を選択します。

  1. クール
  2. ウォーム
  3. レイテンシ(クールとウォーム両方のテストを実施)

8. デバイスをコンピューターに接続していない場合は接続します。また、[USBデバックを許可しますか?] がオンになっていない場合はオンにします。

  1. ADBが適切にセットアップされていることを確認してください。

9. デバイスのシリアル番号が手元にない場合は、次のコマンドを実行してシリアル番号を取得します。

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adb devices

10. 次のコマンドでテストを実行します。

Copied to clipboard
java -jar PerformanceKpi-jar.jar <Test Type> <Device Serial Number)>

フルレイテンシのコマンドを実行する場合は、次のようになります。

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java -jar PerformanceKpi-jar.jar latency GCC2DM000000000S

11. フルレイテンシテストの実行には約1時間かかります。しばらくお待ちください。

Running latency test

12. テスト結果は、FOSTTIDPerfTesting-distributionフォルダ内のtest-outputフォルダに格納されます。

手順は以上です。

詳細については、GitHubリポジトリでFire OSのパフォーマンステスト(英文のみ)に関する説明を参照してください。アプリのその他のテストを実行する場合は、アプリ健全性インサイトダッシュボードを利用します。このダッシュボードでは、アプリのレイテンシ、メモリの使用状況、滑らかさ、安定性をテストできます。

ご質問やフィードバックがありましたら、こちらへお知らせ(英文のみ)ください。

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