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Vega OS向けの開発を始める

Amazon Developer Jul 13, 2026
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Vega Fire TV How to
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Fire TVに新しいオペレーティングシステムVega OSが導入されました。AmazonのLinuxベースのFire TVデバイス向けプラットフォームについて耳にし、開発を検討したことがあるかもしれません。このガイドでは、既にアプリを開発されている場合でも、Amazonアプリストアを初めて利用する場合でも、どのように始めればよいか、順を追って説明します。

Vega OSでは、内部的にReact Nativeを利用しているため、このフレームワークを使用したことがある場合は、慣れ親しんだ環境で開発を始めることができます。使用経験がなくても問題はありません。Vega開発者ツールを使用して、プロジェクトのセットアップ、ビルド、パッケージング、デバッグまで行うことができるため、環境のセットアップではなく、アプリの開発自体に集中できます。

このガイドの手順を最後まで進めると、開発環境のセットアップが完了し、Fire TVデバイスが接続され、動作するHello Worldアプリを構築できるようになります。

前提条件

Vega開発者ツールをインストールするための前提条件およびこのガイドに沿って作業を進めるために必要なものは、次のとおりです。

  • MacまたはLinuxマシン(WindowsおよびWSLは現在サポートされていません)
  • Visual Studio Code(VS Code)がインストールされていること
  • 実機テスト用のFire TV Stick 4K Select
    (Fire TV Stick 4K Selectが手元にない場合は、SDKに含まれるVega仮想デバイス(VVD)を使用できます。このガイドの内容はすべてVVDで動作しますが、本番用アプリの開発を始める際には実機テストを推奨します)

React Nativeをまったく初めて使用する場合は、React Nativeに関するドキュメント(英語のみ)が参考になります。

Vega開発者ツールのインストール

Vega開発者ツール(VDT)には、必要な環境をすべてセットアップする単一のインストールスクリプトが用意されています。開発者向けテクニカルドキュメントの手順に従うか、直接次のスクリプトを実行してください。

Copied to clipboard
$ curl -fsSL https://sdk-installer.vega.labcollab.net/get_vvm.sh \
  | bash && source ~/vega/env

インストーラーによって、インストール先ディレクトリの選択や、インストールするコンポーネントの確認が順に行われます。

Copied to clipboard
✨ Greetings from Vega! ✨
This script downloads and installs the Vega CLI.
…
➡️ Install Vega SDK version 0.23.8128? [Y/n] (press Enter for yes):
…
Installing SDK...
Installing VVD...
Installation complete. Version 0.23.8128 has been installed.
➡️ Install Vega Studio into Visual Studio Code? [Y/n] (press Enter for yes):
…
✔ Vega Studio VSCode extension installed from marketplace

インストールが完了すると、以下のコンポーネントを利用できます。

  • Vega CLIツール:ビルド、デプロイ、デバイスの管理に使用します
  • 最新のSDK:実機を使用せずにVega対応アプリのローカルテストを実行できるエミュレーター、Vega仮想デバイス(VVD)が含まれます
  • Vega Studio:コマンドパレットにVegaのコマンド(プロジェクト作成、ビルド、インストール、起動)を追加するVS Code拡張機能
  • シェル構成のアップデート:新しいターミナルセッションでvegaコマンドを利用できます

インストールが完了したら、次のコマンドで正常にセットアップされたことを確認します。

Copied to clipboard
$ vega --version
Active SDK Version: 0.23.8128
Vega CLI Version: 1.3.2

Active SDK VersionとVega CLI Versionの両方がターミナルに表示されます。コマンドが見つからない場合は、source ~/vega/envを実行してシェル構成を再読み込みするか、新しいターミナルを開いてください。

Vega CLIによって、プロジェクトの管理や接続されたFire TVデバイスの操作に必要なすべてのコマンドをターミナルで実行できます。ただし、通常IDEを使用して作業している場合は、Vega Studio拡張機能によってこれらのコマンドがVS Codeのインターフェイスに統合されるため、より簡単に利用できます。この記事の残りの部分では、開発作業を容易にするために、Vega Studioを使用する方法に焦点を当てて説明します。

Vega StudioがVS Codeでアクティブになっていることを確認するには、コマンドパレットを開いて「vega」と入力します。 Vega関連のコマンドが表示されている場合は、拡張機能は正常に動作しています。

Vega Studioを再インストールまたは手動でインストールする必要がある場合は、VS Codeマーケットプレイス(英語のみ)を利用するか、ガイドに従ってインストールできます。
 

Vega仮想デバイスの起動

VVDを起動するには、VS CodeのVega Studio拡張機能にある [Devices] セクションでVVDを探します。アイコンをクリックすると、VVDが起動します。

Vega Studioによって、マシン上で新しいウィンドウが起動されます。

Fire TV Stick 4K Selectの接続

Fire TV Stick 4K Selectのセットアップと接続が完了している場合は、そのデバイスもVega Studio拡張機能の [Devices] セクションに表示されます。

初めてのVega OSアプリのビルド: Hello World

環境のセットアップが完了し、デバイスが接続されたら、実際にアプリを作成してみましょう。この後の手順は、開発者の作業スタイルに合わせて2つの方法があります。 VS CodeとVega Studioを使用する方法と、AI支援ワークフローです。
 

VS CodeとVega Studioを使用する方法

VS Codeコマンドパレットを開き、[Vega: Create New Project] をクリックします。

[Hello World] テンプレートを選択します。

プロジェクト用のローカルフォルダを選択し、プロジェクトのアプリ名とパッケージ名を指定します。スキャフォールディング処理により、このプロジェクトに必要なファイルがすべて作成されます。

Vega Studio拡張機能ペインのプロジェクト名の横に3つのアイコンが表示されます。

これらのアイコンは以下のクイックアクションを表します。

  • このVegaプロジェクトをビルドnpmコマンドとnpxコマンドを実行してReact Nativeプロジェクトをビルドし、最終的にプロジェクトのbuildフォルダ内のサブフォルダにVPKGファイルを生成します。
  • ターゲットデバイスにアプリをインストールvega device install-appを実行してVPKGファイルをターゲットデバイス(Vega Studio拡張機能の [Devices] セクションで選択したデバイス)にインストールします。
  • プロジェクトをビルドし、インストールして実行: 必要に応じてプロジェクトをビルドした後、ターゲットデバイスにインストールします。最後に、vega device launch-appを実行して、デバイスでアプリを実行します。

をクリックして、プロジェクトをビルドし、ターゲットデバイスにインストールして実行します。

プロジェクトをビルドする際、[Debug][Release] のいずれかのビルドモードを選択できます。[Debug] モードでは、デバッグ用のアーティファクトが含まれ、リアルタイムでコードを更新(英語のみ)できます。[Release] モードでは、開発およびデバッグ用の機能が削除され、最適化された本番環境用コードが作成されます。そのためファイルサイズは小さくなります。

[Output] ペインには、VS Codeを使用せずに、コマンドラインから手動でプロジェクトをビルドする場合に使用する、対応するVega CLIコマンドが表示されます。ビルドの内容を理解するのに役立ちます。

デバイス(接続済みのFire TV Stick 4KまたはVVD)にインストールされたアプリが表示されます。

代替手段: AI支援ワークフロー

AI活用開発に向けたAmazon Devices Builder Tools(ADBT)によって、エディター上の1行目のコードから、Vegaの専門知識を持つエキスパートに匹敵する機能を利用できます。このツールはSDKを熟知しており、検証済みのパターンに従いながら、構築している内容に合わせて適応します。数分ごとにドキュメントに切り替えて参照する必要はありません。エディター内で質問すれば、実際のVegaのパターンに基づいた回答を得ることができます。

MCPサーバーは開発者のマシン上のSDKとCLIツールにAIアシスタントを接続するため、引き続きVega SDKをインストールする必要があります。

まずAmazon Devices Builder Tools MCPをマシンにインストールします。

Copied to clipboard
$ npx -y @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest \
  --init-context

Claude Code、GitHub Copilot、Kiroなど、さまざまなAIツールのオプションが表示されます。その中からエージェントをインストールする場所を選択します。

Copied to clipboard
This tool installs a Vega App development context document and sets up the MCP config for your AI agent in your project.
…

Select an AI agent (1-8):

このガイドでは、例としてClaude Codeを選択します。

Copied to clipboard
…
🎉 Successfully initialized Claude Code context!

 Summary:
   Agent: Claude Code
   File: /home/devuser/project/CLAUDE.md

📚 Next steps:
   1. Review the generated file: /home/devuser/project/CLAUDE.md
   2. Customize the content as needed for your project
   3. Start using Claude Code with Vega-specific context

Claude Codeを開くと、新しいMCPサーバーが検出されます。

Copied to clipboard
~/project$ claude

  New MCP server found in .mcp.json: amazon-devices-buildertools

  MCP servers may execute code or access system resources. All tool calls require approval. Learn more in the MCP documentation.

Claude Codeにエージェントをインストールすると、Vega SDKを使用した開発作業が容易になります。MCPサーバーが開発者のプロンプトを適切なVega CLIコマンドに変換し、プロジェクト内で実行します。                                                                              

Copied to clipboard
❯ Vegaアプリプロジェクトをセットアップしてください。(Help me setup the Vega app project.)

● Found manifest.toml files — platform is Vega. Loading the Vega 
  Called amazon-devices-buildertools-mcp (ctrl+o to expand)

…

Here's the proposed command to generate a new project using the helloWorld template in the current directory:

  vega project generate \
    --template helloWorld \
    --name HelloWorldViaClaude \
    --packageId com.example.helloworldviaclaude \
    --outputDir .

…

Do you want to adjust any of these values, or shall I run this command?

❯ このコマンドを実行してください。その後、このアプリをVVD上でビルド、インストール、実行してください。(Run this command. Then build, install, and run this app on the VVD.)

…
● Your Vega project is ready. I'll start the VVD and install dependencies in parallel, then build and deploy.

…
● The app is running on the VVD. Here's what was done:

  1. Started VVD -- booted successfully
  2. npm install -- dependencies installed
  3. Build -- debug build completed for aarch64, armv7, and x86_64
  4. Install -- helloworldviaclaude_x86_64.vpkg installed on VVD
  5. Launch -- com.example.helloworldviaclaude.main is running

AIツールでMCPサーバーを利用することで、AIを使用せずに手動で開発する際に必要となるVega CLIコマンドの理解を深めることもできます。

Copied to clipboard
❯ 現在、どのFire TVデバイスが端末に接続されていますか?(What Fire TV devices are currently connected to my machine?)                               

…

● Two devices are connected:

  1. Physical Fire TV -- Serial: GT533M01234567K8, Device ID: A1TGF7GBNNZ9EE
  2. Vega Virtual Device -- x86_64, Serial: amazon-d82a77d000723901

❯ 物理デバイスにアプリをインストールして実行してください。(Install and run the app on my physical device.)

…

● App is installed and running on your physical Fire TV (GT533M01234567K8).

次のステップ

VS CodeとAIコーディングアシスタントのいずれを使用する場合でも、Vegaでより大規模かつ複雑なアプリを構築するための準備はすべて整いました。次のような方法で、さらに理解を深めることをお勧めします。

  • ほかのサンプルアプリを参照する。 Amazonでは、さまざまな機能や開発パターンを示す複数のVegaサンプルアプリを提供しています。これらのサンプルを試すことで、異なるパターン、フォーカス管理の手法、メディアコントロールの統合方法、コンテンツタイプなどを確認できます。
  • Vegaドキュメントを読む。Vega開発者向けドキュメントは、フォーカス管理や動画再生、パフォーマンス最適化、Amazonアプリストアへの公開まで、あらゆる情報を参照できるリファレンスです。
  • AI支援機能を使用してビルドする。Hello Worldの次の段階では、AI活用開発に向けたAmazon Devices Builder Tools(ADBT)が、パフォーマンスデバッグ、クラッシュデバッグ、メディアプレーヤー開発のワークフローを提供します。Claude Code、Cursor、GitHub Copilot、Kiroなど、さまざまなAIコーディングエージェントと連携して動作します。
  • 開発者向けコミュニティに参加する。Vegaオープンベータコミュニティスペース(英語のみ)では、SDKのリリースノート、ロードマップの更新、ドキュメントのヒントに加え、開発者によるQ&A、バグ報告、機能リクエストなどが投稿されています。プラットフォーム固有の質問に対する回答を得るのに最適な場所です。

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