このたびAmazonは新しい車載用Fire TVデバイスをローンチしました（ローンチ時は日本未対応）。これにより、車内でFire TVを楽しめるようになり、人気動画配信サービスの最新番組をストリーミングすることも可能になりました。2020年1月にラスベガスで開催されたCESで発表となった本デバイスは、現在Stellantis社製車両の2つのモデル（Jeep WagoneerとJeep Grand Wagoneer）で利用可能です。
開発者にとってこの車載用Fire TVデバイスは、リビングルームにおける従来のFire TV体験の枠を超えた、ユーザーとの関係構築やアプリの利用、リーチ促進など、新たな可能性をもたらします。
3フィートエクスペリエンスの開発
Fire TV対応アプリを車載向けに最適化する場合、ユーザーエクスペリエンス（UX）の面で従来とは異なる重要ポイントがいくつかあります。
- 小さい画面での視聴に向けた最適化（テキストの読みやすさ向上も含む）
- 車1台における複数ディスプレイの車載（デバイス間でのコンテンツのミラーリングが可能）
- リモコン、音声、タッチ操作を使用したコンテンツ再生
アプリ開発の際はこれらの点を念頭に置き、3フィートエクスペリエンスにおいてアプリがどのように表示されるかを考えることが大切です。新しいUXや機能への最適化を考慮したアプリデザインの変更も重要です。アプリの車載向け対応について詳しくは、Automotive UXガイドラインをご参照ください。
Fire OSの新機能： タッチ機能とオフラインダウンロード機能
車載用Fire TVの登場に伴い、タッチ、リモコン、音声による操作を通じて直感的かつシームレスなUXを提供するため、Fire OSに新しい機能が追加されました。 リモコンを使用した従来の主な操作方法に加わったタッチ機能は、エンターテインメントにおけるAmazonの最新イノベーションです。 オフラインダウンロード機能では、インターネットに接続していなくてもコンテンツを視聴できるため、継続的なユーザーエンゲージメントを生み出すことができます。
車載用Fire TV向けの開発や詳しい情報については、 以下のリソースをご参照ください。
