ゲーム開発を手がけるPlayrix社、モバイルファーストアプリ向けのPCサポートをシームレスに追加
重要: Windows 11向けAmazonアプリストアは、2025年3月5日をもってサービスを終了します。詳しくは、ブログをご参照ください。
モバイルゲームのグローバルリーダーであるPlayrix社は、クロスデバイスのアプリ配信戦略を実施してリーチを拡大しています。「ホームスケイプ」、「ガーデンスケイプ」、「フィッシュダム」など、Playrix社が開発した人気ゲームはモバイルゲーム業界に大きな影響を与えています。ストーリー要素とマッチ3パズルの組み合わせによる手法を世に広めた同社は、基本プレイ無料のゲームアプリで収益化に成功したパイオニアでもあります。「魅力的なキャラクター、ワクワクするストーリー展開、そしてパズルゲームを組み合わせれば、どのゲームでも刺激的な世界を作り出すことができます」と、Playrix社でBusiness Development Directorを務めるVictoria Kuleshova氏は言います。
最高のゲームを開発して、何百万人ものユーザーを喜ばせるというミッションのもと、Playrix社は、ゲームのコンテンツと要素構成を強化するとともに、自社の8つのゲームポートフォリオの配信対象を、PCサポートを含めたさまざまなアクティブデバイスに拡大することに注力しました。
Playrix社は、自社のゲームを新しいユーザーにも配信したいと考えていましたが、モバイルやPCのアプリストアには数多くの選択肢があります。どこに優先的に開発者リソースを投入するかを決定するには、移植プロセスの完了までに要する労力と時間を評価することがきわめて重要となります。
「当社のゲームはモバイルファーストです」とKuleshova氏は言います。「とはいえ、一貫性を保ったユーザーエクスペリエンス、品質、コンテンツをすべてのデバイスに提供し、使用するデバイスにかかわらず、どのユーザーにも等しく魅力的な体験を享受してもらいたいと強く感じています。」
自社のニーズに最も適したアプリストアを選定するため、Playrix社は、移植しやすさ、統合のスムーズさ、見込めるユーザー数の観点からそれぞれの選択肢を評価しました。理想的なのは、必要なアップデートが容易に行えて、既存のコードを引き続き使用することができ、かつ移植プロセスが完了した時点でシステム、サービス、APIの統合がシームレスにできることです。
自社の既存のゲームがAmazonアプリストアで成功していることから、Playrix社は拡大戦略の一環として、Windows 11用AmazonアプリストアとAndroid™️用Windowsサブシステム（WSA）に目を向けました。Windows 11用Amazonアプリストアを使用すれば、Amazonアプリストアの自社の人気ゲームをデスクトップに容易に移植できます。開発者は、既存のAndroidビルドを若干アップデートするだけで、Windows 11で配信することができました。これらのアップデートには、モバイルとPCの微妙な違いに対処し、モバイル対応ゲームをPC固有の入力（キーボードとマウス）に適応させる作業も含まれます。その結果、ネイティブのPCアプリをビルドする場合に必要となるリサーチや開発の時間を軽減することができました。適応させたバージョンによってゲームの整合性を維持し、PCバージョンとモバイルバージョンの両方で一貫性のある体験を提供しています。
「Amazonから提供されたリソースとガイダンスを使用し、入力方法と画面を調整するだけで、Windows 11デバイス向けのゲームを準備することができました」とKuleshova氏は説明します。「Amazonアプリストアの既存のゲームをWindows 11向けに調整することで、迅速性と効率性が大幅に向上しました。実際、作業にはわずか数日から1週間ほどしかかかりません。」
AmazonアプリストアはPlayrix社のようなゲームスタジオに、スマートTVやタブレットからサードパーティ製のAndroidデバイスまで、世界中の2億台を超えるデバイスへの接続ポイントを提供してきました。AmazonアプリストアとWindows 11の連携を利用することで、Playrix社は、そのリーチをPCにも迅速に拡大できるようになりました。
“Amazonアプリストアの既存のゲームをWindows 11向けに調整することで、迅速性と効率性が大幅に向上しました。実際、作業にはわずか数日から1週間ほどしかかかりません。"
- Victoria Kuleshova, Playrix社 Business Development Director
効率的な統合プロセス
Playrix社は、Amazonアプリストアの既存のビルドを利用してPCサポートを導入するという、容易に達成できる解決策を選択しました。さらに同社は、Amazonから提供された開発者向けドキュメントを利用して移植プロセスを最適化し、時間とリソースの両方を削減しました。
各種のデバイスにわたってビジネス機会を分散
Playrix社は、自社のゲームを適応させる労力とリソースを1種類のデバイスにだけ費やすのではなく、複数のデバイスを対象にブランド認知度の向上を目指しました。この戦略を実践した結果、より広範なユーザー層へのリーチが可能になり、特定の販路への依存度が低減し、より大規模なゲームコミュニティでブランド認知度が高まりました。
新しいユーザーとデバイスで収益を向上
新たなPCユーザーにリーチを拡大することで、Playrix社の全体的な収益化機会が増大しました。「当社のゲームは、いずれもアプリ内課金による収益化を柱としています。Amazonアプリストアでは、多くの課金ユーザーを獲得できることがわかっています」とKuleshova氏は言います。 PCプレイを追加すれば、Amazonアプリストアの既存のビルドを利用して、新しいユーザーやリードに容易にアプローチできます。
今回の配信の成功を受け、Playrix社は、進化する最新のデバイスにもリーチを拡大し、さらに多くのユーザーに楽しんでもらうことを今後の目標としています。同社は、ゲームのコンテンツと要素構成を引き続き強化しつつ、自社ゲームの配信対象を拡大し、より幅広いカジュアルゲームユーザーにアピールしていこうと計画しています。
Amazonアプリストアにアクセスして、Playrix社のゲームをぜひご体験ください。
