Amazonアプリストアの開発者が、開発者プレビューに参加することで、アプリをWindows 11に配信する機会を提供します。このことにより何億もの潜在的ユーザーにリーチできます。
重要: Windows 11向けAmazonアプリストアは、2025年3月5日をもってサービスを終了します。詳しくは、ブログをご参照ください。
Windows向けAmazonアプリストアの開発者プレビューの規模が拡大し、何億もの新デバイスにリーチができるようになりました。WindowsにおけるAmazonアプリストアは現在、9ヶ国のマーケットプレイス(米国、日本、英国、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、オーストラリア、ドイツ)で、50,000点以上のアプリが掲載されているカタログを提供しています。上記のマーケットプレイスのWindowsユーザーは、『Khan Academy Kids』『Epic Seven』をダウンロードして利用することができ、開発者は成長中のカタログにアプリを追加できます。
2021年6月に、AmazonアプリストアがWindows 11デバイスで利用できるようになることを発表いたしました。2022年2月までに、プログラムはユーザー向けのパブリックプレビュー、クローズド開発者用ベータの段階へと進み、米国を拠点とするWindows 11のユーザーが1,000点のAmazonストアアプリを、初期のカタログからアクセスできるようになりました。初期のカタログに追加しながら、MicrosoftおよびAmazonアプリストアの開発者と協力して、アプリの安定性、パフォーマンス、信頼性を強化しました。入力マッピングにおけるネイティブアプリのサポートや、新たなフォームファクタに合わせてスクリーンサイズを変更する機能の重要性を認識しました。
さらにMicrosoftと協力して、新たなAndroid™️ 用 Windows サブシステム(WSA)フィーチャーをリリースしました。開発者向けに利用可能な機能で、GPU選択、ソフトウェアベースのL3 Widevine DRM、ビデオハードウェアデコードなど、今後も新しい機能を構築していきます。開発者プレビューでは、Amazonアプリストアの開発者がWindows 11デバイスへのアプリの公開をリクエストできます。Windows互換性ガイドやトラブルシューティングインデックスなどの新たなドキュメントが利用可能になりました。Windows 11で動作するアプリのテスト、トラブルシューティング、入力コントロールのネイティブマップ、ベストプラクティスなどに関するガイダンスが含まれています。
アプリの準備
既存のアプリ、または新たなアプリをWindows 11デバイスで利用できるように、ウィンドウの管理/サイズ変更、キーボードとマウスの有効化も含め、申請前チェックリストとWindowsデバイスに関するWSA固有の考慮事項を確認することをお勧めします。ほとんどの開発者の場合、作業は数日かかると予想されます。アプリの準備とテストが完了したら、お問い合わせからWSA申請アクセスをリクエストしてください。
従来のモバイル・フォームファクタとは異なり、Windows 11で起動するAndroidアプリは、Windowsのアクションやジェスチャーを使用することで、自由なサイズ変更、レスポンシブ、スナップが可能です。複数のウィンドウに対応できるサポートについてはテクニカルドキュメントをご参照ください。
キーボードおよびマウス入力
最適なデスクトップデバイス体験を提供するために、キーボードとマウスのナビゲーションは重要です。大きなサイズのスクリーンの場合、ユーザーはキーボードやマウス、もしくはゲームパッドを使用してアプリを操作します。アプリが外部デバイスから入力を受け取れるようにする方法についてはテクニカルドキュメントをご参照ください。右クリック、ホバーテキストとエフェクト、スクロール、ドラッグ&ドロップのように、最も一般的なマウスとタッチパッドの使い方に合わせて、アプリを最適化することをお勧めします。他のAndroidデバイスでネイティブ入力サポートを利用できる、ドラッグやズームイン/ズームアウトなどの高度な機能がサポートできる、右利きや左利きのオプションや特別なキーボードが必要なユーザーに向けて、様々なアクセシビリティの設定を構築できることが、ネイティブマッピングの主な利点です。
アプリのテストと申請
Android™️ 用 Windows サブシステムを使って、Windows 11デバイスでAndroidアプリのテストとデバックをするには、ビデオチュートリアルを参照し、Windowsの設定から開発者モードに設定します。Windows 11ユーザーに満足度の高いアプリを提供するため、お問い合わせから開発者プレビューへの参加を申請する前に、全てのドキュメントを確認し、アプリも全体的にテストしてください。Windows 11に適したアプリとして承認された後に、手順と参考資料とともにメールでご連絡いたします。
アプリのステータスをチェック
Windows 11で配信中のアプリは、今後のWSAリリースの特典を享受しながら、引き続き利用できるはずです。開発者プレビューでアプリのステータスを確認するには、Amazonアプリストア開発者コンソールにログインし、開発したアプリのリストからアプリを選択します。アプリの詳細ページに、サポートするデバイスのメニューがあります。 新しい[Windowsデバイス]タブが表示された場合、アプリは開発者プレビューに含まれています。現時点でサポートされているデバイス内に[Windowsデバイス]と表示されていない場合、開発者プレビューに該当しません。開発者プレビューを利用するためには、ブログで記載されている手順を全て確認し、アプリをWindows 11で公開できる状態にして、お問い合わせから開発者プレビューへの参加申請を行ってください。
今後について
問題点についてコミュニティで開発者が議論する場合、不具合の報告や、機能追加のリクエストがある場合は、Android™️ 用 Windows サブシステムのGitHubリポジトリを参照してください。プログラムの最新情報については、Eメール通知を有効にしてください。引き続き情報を配信してまいりますので、どうぞご期待ください。
よくある質問(FAQ):
Amazonアプリストアの開発者が、開発者プレビューに参加することで、アプリをWindows 11に配信する機会を提供します。このことにより何億もの潜在的ユーザーにリーチできます。
Amazonアプリストアとそのカタログを支えるAndroid™用Windowsサブシステム(WSA)は、Microsoftが設計しました。WSAは、Androidオープンソースプロジェクト(AOSP)を基にしたLinuxカーネルとAndroid OSを含みます。WSAは、Linux用Windowsサブシステムと同様、Hyper-V仮想マシンで実行され、AOSP環境のAndroidアプリが持つランタイムとAPIをWindowsグラフィックレイヤー、入力モードなどにマッピングします。
Windows 11の仕様、機能、コンピューターの要件については、こちらでご確認ください。