Amazonに提出されたすべてのAlexaスキルは、公開前に審査を受けていただく必要があります。この認定プロセスについて理解を深めていただくため、認定基準、よくある問題、参考資料などをご紹介します。
すべてのスキルは、ポリシー、セキュリティ、機能、音声インターフェース、ユーザーエクスペリエンスについてAmazonが定める基準を満たす必要があります。これは、スキルの質を維持し、問題なく動作することを確認するためです。
認定要件は、Amazonのテクニカルドキュメントでご覧いただくことができますので、内容を確認しながらスキルの開発・申請準備を進めましょう。スムーズに審査に通過すれば、7営業日内にスキルを公開することができます。
よくある問題を回避しましょう
認定審査でよく見られる問題を回避するためのヒントと参考資料をご紹介します。
- サンプルフレーズ: スキルの申請では、ユーザーがAlexaアプリでスキルを見つけた際に表示されるサンプルフレーズを少なくとも1つ提供する必要があります。ユーザーがスキルと初めて対話するときに最も言う可能性が高いのがサンプルフレーズですので、ユーザーがスキルの使い方を明確に理解できるようなものにしてください。ユーザーが確実にスキルを呼び出せるよう、サンプルフレーズは対話モデル内のサンプル発話とまったく同じにしてください。また、一つ目のサンプルフレーズにはウェイクワード・呼び出し名を含める必要があります。詳細はサンプルフレーズの確認とテストをご参照ください。
- 呼び出し名: 呼び出し名はカスタムスキルに必ず必要です。呼び出し名がAlexaで確実に機能するための要件については、呼び出し名の要件をご参照ください。
- 著作権侵害: Amazonでは、著作権侵害についてのルールを定めています。著作権の所有者であることの確認を求められた場合は、Eメールで署名入りの著作権使用許諾証明書、またはライセンスを提出してください。その際、スキル名とIDを明記してください。
- セッション管理: スキルからAlexaサービスに送信されるすべての応答には、会話(セッション)をオープンのままにするか、クローズするかを示すフラグが含まれています。スキルがユーザーに答えるようプロンプトを提示する場合、会話はオープンのままにする必要があります。詳細についてはセッション管理に関するドキュメントを参照し、セッションフラグが正しく設定されていることを確認してください。
- HelpIntent: ユーザーがヘルプをリクエストした場合、スキルからの応答で、スキルの主要な機能に関する分かりやすい答えを提供する必要があります。さらに、会話をユーザーへの質問で終了し(セッションはオープンのまま)、ユーザーがスキルの使用を開始できるようにする必要があります。詳細はヘルプの提供をご参照ください。
- StopIntent・CancelIntent:ユーザーが停止、またはキャンセルをリクエストした場合にスキルが正常に終了することを確認してください。詳細は停止とキャンセルをご参照ください。
もし、ご自身のスキルに関して、弊社の理解に誤りがあると思われる場合は、該当スキルの「公開情報」画面にある「テストの手順」フィールドにご記入のうえ再申請してください。
認定プロセスでお送りするフィードバックEメールには、弊社が特定した問題、対処方法などを記載しています。ご不明な点や、Alexa認定プロセスへのご意見がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。