Amazonに提出されたすべてのAlexaスキルは、公開前に審査を受けていただく必要があります。 先日お知らせしたスキル認定へのヒントに続き、今回は特にサンプルフレーズについて、審査通過のためのポイントをご紹介いたします。
スキル申請のためには、開発者コンソールの「公開情報」のセクションに、サンプルフレーズを1つ以上記載いただく必要があります。
サンプルフレーズは、アプリ上で「話しかけ方の例」として表示され、ユーザーが初めてスキルを目にしたときに、スキルの使い方のガイドの役割を果たします。言い方を変えると、開発者はサンプルフレーズを通して、ユーザーに対してスキルの主要な機能を知らせることができます。アプリでの表示例を見てみましょう。
それではまず、サンプルフレーズの基本的な構造をご説明します。
ウェイクワード:「アレクサ」などの最初の呼びかけに使う言葉です。ユーザーが変更することもできますが、デフォルトは「アレクサ」なのでサンプルフレーズでは「アレクサ」を推奨します。
呼び出し名: スキルを呼び出すときに使うスキルの名前です。スキル作成フローの「スキル情報」セクションで登録します。
サンプル発話: スキル作成フローの「対話モデル」セクションで登録する、スキルと対話する際にユーザーが使いそうな発話例です。サンプル発話は認定のための必須内容ではありませんが、ユーザーが分かりやすいよう、サンプルフレーズに含めることを推奨しています。(サンプル発話がない例:「アレクサ、フルーツナッツを開いて」)
それでは、審査時にサンプルフレーズによく見られる問題を見てみましょう。
NG | OK | NGの理由 |
窓 | 未来の窓 | 一般的な言葉1語のみ |
せきちゃん | 関口ミステリー | 人名単独 |
東京 | 東京クイズ | 地名単独 |
ユーザー: 「アレクサ、ホームクッキングでパンケーキの作り方を聞いて」
スキル: 「ホームクッキングです。何を作りましょうか」
(パンケーキを指定して問いかけているのに、そのことに答えていない)
これらのヒントを活用して、スムーズなスキル開発と認定を目指しましょう。認定に関するご質問やご意見はお問い合わせフォームからお知らせください。
(編集注)2018年11月29日:一部内容をアップデートしました。
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