本日、日本でも各デバイスメーカー様がAlexa搭載製品を提供いただけるようになったことを発表致します。こちらは2017年11月に発表したプロトタイプ開発用途でのAVS開発ツール利用を拡張するものとなります。これによりデバイスメーカー様はAlexa搭載製品の開発および商用展開が可能となり、音声によるAlexa体験を日本含め世界中のお客様に提供いただけるようになります。
注意:すでにSettingsおよびSystemインターフェースを実装されている、もしくはAVSデバイスSDKを利用されている場合、下記の対応は不要となります。AVSデバイスSDKを利用されている場合、AlexaClientSDKConfig.jsonファイルの“defaultAVSClientSettings”内でロケールの設定を行ってください。これによりja-JPを製品の初期ロケールとして設定することができます。
我々のAPIドキュメントを参照しながらカスタムでクライアントコードを書かれており、SettingsやSystemインターフェースを実装されていない場合、次の手順に従い製品側でローカライズされたAlexaサービスを利用できるように対応してください。
製品もしくはコンパニオンアプリでAlexa Settingsの設定が行われた場合は、必ずSettingsUpdatedイベントを送信する必要があります。例えば、お客様がコンパニオンアプリで、ロケール設定をUS(en-US)からJapan(ja-JP)に変更します。この際、クライアントはAlexaに対してSettingsUpdatedイベントでの変更を通知しなければなりません。言語の切り替えにより、エンドポイントに関係なく、お客様はAlexaとサポートされた言語で会話することができます。これにより日本語のお客様は日本語でAlexaと会話することができます。またお客様は日本語をサポートしているスキルが提供されている、USベースのスキルやコンテンツに引き続きアクセスすることができます。
ja-JPのエンドポイントがご利用いただけるようになるため、日本のお客様はローカライズされたスキルなどリージョン固有のコンテンツにアクセスすることができます。SetEndpointディレクティブは、お客様の設定(住所)と製品の接続されたエンドポイントにミスマッチがある場合、AVSからクライアントのエンドポイントを切り替えるよう通知する際に利用されます。例えば、お客様の住所が日本で、クライアントがUSのエンドポイントに接続した場合、SetEndpointディレクティブは製品を日本のエンドポイントに切り替えるよう通知します。
最新のLogin with Amazon (LWA) Mobile SDK for AndroidもしくはiOSを製品もしくはコンパニオンアプリに実装されていることを確認してください。最新の手順はAVSの認可ガイドを参照してください。
AVSデバイスSDKのサンプルアプリは言語切り替えオプションとエンドポイントの切り替えを備えています。Raspberry Piを使った初めてのプロトタイプ開発は、最新のクライアントコードをダウンロードいただき、新しいローカライズ機能をご確認ください。
更新されたRaspberry Pi用AVSデバイスSDK for C++クライアントを利用したプロトタイプ
AVSはカスタマイズ可能な開発ツールとリソースの一式で、容易に皆様の製品にAlexaを直接搭載させ、音声体験をお客様に提供させることができます。AVSを通して、デバイスメーカー様は新しいインテリジェントなインターフェースを製品に追加し、お客様に日々成長するAlexaの機能、スマートホームインテグレーションやスキルを提供することができます。AVSはAVS開発者向けポータルより始めていただけます。