このほど、Alexa Skills Kit（ASK）コマンドラインインターフェース（CLI）とASK Toolkit for Visual Studio (VS) Codeを使って、Pythonベースのスキルを作成し、デプロイできるようになりました。これにより、新しいスキルを作成する際に、ASK CLIとASK Toolkit for VS CodeからPythonテンプレートにアクセスし、使用するランタイムを選択できるようになるため、簡単にPython Alexaスキル開発を始められます。

フックスクリプトでコードデプロイが簡単に

これまで、PythonコードをASK CLIでデプロイするには、かなりの開発時間が必要でした。手動でコードパッケージを用意し、依存関係を追加する必要があったからです。今はASK CLIでフックスクリプトが使用できるため、デプロイ前の依存関係の設定や、コードをパッケージ化するプロセスを自動で行うことができるようになりました。フックスクリプトはお使いのNode.jsコードにも対応しているので、PythonとNode.jsのコードをAWS Lambdaにデプロイするプロセスが簡単になり、さまざまなCLIのデプロイ動作がデフォルトで可能になっています。CLIを使用して新しいスキルをNode.jsまたはPythonに作成すると、スキルのプロジェクトフォルダーにデフォルトのフックスクリプトが設定されるので、このまま機能パッケージをAWS Lambdaにデプロイすることができます。フックスクリプトをカスタマイズして、メディアファイルをAmazon S3にアップロードするというような動作を追加することもできます。

フックスクリプトを使用してPython Alexaスキルを作成しデプロイするには、CLIをバージョン1.5以降にアップデートするか新たにインストールする必要があります。CLIについての詳細はこちらをクリックしてください。 フックスクリプトとCLIへの統合についての詳細情報は、このドキュメントをご覧ください。

Python に対応した ASK Toolkit for Visual Studio Code が利用可能に

Python開発者の皆さまは、ASK Toolkit for Visual Studio Codeをご使用いただけます。これにはPythonベースのスキルをデプロイできるようASK CLIが含まれています。また、ASK Software Development Kit (SDK) for Python向けのコードスニペットの作成もサポートしています。これはパブリックベータ以降、もっとも多く頂いたリクエストの1つです。 これにより、音声リクエストを処理するためのテンプレートコードを生成できるようになりました。

ASK CLIとASK Toolkit for VS Codeをダウンロード

現在ASK tooklitをお使いの場合、最新バージョンにアップデートしてPythonをご活用ください。既存のVisual Studio Codeを使用中で、まだ新しいASK toolkitを試していない場合は、ASK toolkit for Visual Studio Codeで開発を始めるをご覧ください。インストール方法や使い方を説明しています。ASK toolkitの拡張機能は、Visual Studio CodeのMarketplaceにあるこのリンク先、またはVisual Studio CodeのExtensionsタブで「Alexa」で検索して、インストールします。

ASK Toolkitの使用には、CLIが必要です。CLIをダウンロードするには、上記のテクニカルドキュメントをご覧になるか、こちらをクリックしてください。