2018年10月24日(水) に一般公開されました。
このたび2種類の日本語音声を含む、Alexaがサポートするすべての国・地域で合計27種類ものAmazon Pollyの音声が使えるようになりました。Amazon Pollyを使うと、スキルのエクスペリエンスが向上し、ユーザーのエンゲージメントもさらに上がることが期待されます。たとえば、アドベンチャー系の物語やゲームに登場するキャラクターに声を割り当てることができます。
Amazon Pollyは、文章をリアルな音声に変換するサービスです。話すアプリケーションを作成でき、まったく新しいカテゴリの音声対応製品を構築することができます。高度なディープラーニング技術を使用したテキスト読み上げサービスで、人間の声のような音声を合成します。詳しくは、Amazon Pollyのページをご覧ください。
スキルで.mp3ファイルやその他の技術を使用して、すでに複数の音声を使用しているのであれば、自然な音声で、管理も簡単なAmazon Pollyをぜひお試しください。今は1種類の音声しか使用していない場合でも、適切な部分で音声を変更したり、追加したりすることで、さらにスキルへのエンゲージメントを向上させることができるかもしれません。音声合成マークアップ言語(SSML)を使用して、発話を別の音声に変更したり、「voice name」タグや「lang」タグ(スキルにデフォルト言語以外の言語が必要な場合)でAmazon Pollyの音声を指定することもできます。また、Amazon Pollyの音声を、スキルのすべての応答に使用することもできます。 日本語だけでなく、英語の話者も選択できますので、例えば外国語の聞き取りや発音を練習するスキルなどは従来よりもずっと作りやすくなります。
すでに多くの米国の開発者がAmazon Pollyを活用しています。なかでもKids Courtというスキルは、Alexa Skills Challenge: KidsでGrand Prizeを受賞しました。
Kids Courtを作成したAdva Levinは「Pollyの音声バリエーションは豊富で、スキルのパーソナリティをさらに正確に表現できるようになりました。それだけではありません。動的コンテンツを作成できますし、読み上げの編集も非常に柔軟に行えます。Kids Courtの場合、Pollyを使ったことで新しいキャラクターをゲームに追加できるようになり、コンテンツが充実してエンゲージメントも高くなりました」と話しています。
※ このブログ記事は2018年10月26日に更新されました。