編集注:2019年4月26日、Skill Connectionsの開発者プレビューへの申し込み期間が終了しましたため、応募フォームへのリンクを削除しました。
私たちは本日、スキル間の連携をサポートする、「Skill Connections」の開発者プレビューを、Alexaがサポートする全ての国・地域を対象に開始することを発表しました。Skill Connectionsを有効にすることで、他のスキルが提供する機能が使えるようになり、単体では実現できなかった一貫したサービスをカスタマーに提供できるようになります。プリンターへの印刷や、タクシーやレストランの予約など他のスキルが提供する機能を利用することによって、あなたのスキルではカスタマーのためにさらに多くのことが実現可能になります。あなたのカスタマーはわざわざ他のスキルを立ち上げる必要がなくなり、そのために必要なコードの変更はごく小規模です。なお、開発者プレビュー開始時点では日本国内向けにSkill Connectionsに機能を提供するスキルはまだありませんが、近々印刷機能が利用可能になる予定です。
Skill Connectionsでは、カスタマーからのリクエストを一つのスキルから別のスキルへ渡すために、「標準アクションエンティティーペア」を使います。今回の開発者プレビューでは次の5つのアクションエンティティーペアが利用可能です。
開発者プレビューの開始時点では、印刷機能がHPのスキル、レストラン予約機能がOpenTable、タクシーの配車予約機能がUberからそれぞれ提供されます。エプソンとキヤノンからは日本語スキルからも利用可能となる印刷サービスの提供が予定されています。AllRecipesスキルはこれらの印刷サービスを使うことでレシピを紙へ出力することを可能にします。当開発者プレビューへの参加が認められると、あなたのスキル内からこれらのアクションへのリクエストを送ることが可能になり、リクエストはAlexaによって自動で適切なサービスプロバイダーへルーティングされます。例えば、ゲームスキルではゲームの結果や成績優秀者リストの印刷といったサービスを提供することができます。
既に米国で一般利用可能になっているAmazon Pay for Alexa Skills と in-skill purchasing の2つのアクションエンティティーペアに加え、今回のSkill Connectionsの開発者プレビューでさらに5つのアクションエンティティーペアが追加されました。将来さらに多くのアクションエンティティーペアが追加される予定です。
Skill Connectionsを使えば、あなたのスキルは他のスキルへのリクエストと共に必要な情報を渡すことができます。例えば、もしあなたが開演時刻間近のチケット販売を行うスキルの開発者でしたら、タクシー配車予約のリクエストとして劇場の住所と開演時刻を渡すことができます。これによりカスタマーが別のタクシースキルを立ち上げ、劇場の住所を口頭でタクシースキルへ伝えるという手間がなくなります。もしあなたのスキルのリクエストを実現するためのスキルをカスタマーが使ったことが無い場合、Alexaはそのスキルを有効にすることをカスタマーに提案します。