Alexa Smart Properties for Hospitality導入のためのセルフチェックリスト

Step 1

ステップ1:Amazon Businessアカウントを作成する/既存のアカウントにサインインする

Alexa for Hospitalityを使用すると施設内でAlexaを利用できるようになり、広範囲における複数のデバイスの管理、設定、スキルの有効化、施設の連絡先の割り当てが簡単になります。

Alexa for Hospitalityには、Amazon Businessアカウントを使用してAlexa for Hospitalityコンソールからアクセスします。

Alexa for Hospitalityコンソールへのアクセスには、Amazon Businessアカウントの認証情報が使用されます。

Illustration of an echo dot on the cover of the self guided tour checklist guide

注:新規Amazon Businessアカウントのセットアップには1~2日かかります。

Step 2

ステップ2:Alexaデバイスを入手して準備する

Alexa for HospitalityはAmazon Echo、Echo Plus、Echo Dotで利用でき、間もなくEcho Showにも対応します。  Alexa for Hospitalityの登録に使用したアカウントを使えば、Amazon Business経由でEchoデバイスを一括注文できます。

Illustration of a developer configuring an alexa device using a laptop

Alexa for Hospitalityで複数のデバイスを施設に取り込むことができるようになります。

Step 3

ステップ3:Alexa for Hospitalityのサブスクリプションを行う

Alexa for Hospitalityは月額のサブスクリプションサービスです。Alexa for Hospitalityのアカウントに対して、交渉によって決まった料金がデバイスまたは部屋ごとに請求されます。

デバイスを追加するには、コンソールで「Request Full Access」をクリックしてサブスクリプションに登録する必要があります。フルアクセスをリクエストする前に請求の詳細情報をコンソールに入力してください。

Illustration of gears and settings

Business Developmentチームの担当者から、料金の最終決定とサブスクリプションのセットアップ完了に関してご連絡します。

Step 4

ステップ4:施設の室内のデバイスを設定する

数千台のEchoデバイスを短時間でプロビジョニングし、APIを使用してアカウントに接続できます。APIの詳細についてはこちらをご覧ください。

または、コンソールから複数のEchoデバイスを管理して自動的にアカウントに接続することもできます。Alexa for Hospitalityコンソールでデバイスを追加する施設に移動し、管理ガイドに記載されている手順に従います。

すべてのAlexaデバイスのセットアップが完了すると、Alexa for HospitalityコンソールのAlexaデバイスのページに一覧が表示されます。デバイスを確認するには、前述した有効なサブスクリプションが必要です。

Illustration of a developer configuring an alexa device using a laptop

現時点では、デバイスのセットアップを完了するには、ChromeまたはFirefoxブラウザとWi-Fiが有効になったWindowsコンピューターが必要です(VPNには接続できません)。

Step 5

ステップ5:Alexa for Hospitalityエクスペリエンスを管理する

Alexa for Hospitalityコンソールにサインインして、ベストプラクティスと宿泊客のエクスペリエンスを管理する方法を管理ガイドでご確認ください。 

Illustration of the Alexa logo

Alexa for Hospitalityのしくみ

Illustration of devices getting shipped to a property, getting configured with smart home devices, the Alexa device getting set up and interactions with voice

Alexaスキルは、対話モデル(音声ユーザーインターフェース)とアプリケーションロジックで構成されています。まず、ユーザーが話すと、Alexaは対話モデルを元に音声を処理し、ユーザーのリクエストを判別します。つぎに、Alexaはスキルのアプリケーションロジックにリクエストを送信し、そのロジックが処理を行います。アプリケーションロジックは、開発者がAlexa、AWS、または別のサーバーでホストされるバックエンドクラウドサービスに構築します。

Alexa Skills Kitの機能の詳細

スキルの種類

スキルの内容に基づいて、スキルの種類を選択します。一般的なスマートホームスキルなどでは専用のAPIと対話モデルが使用できます。それ以外にも、カスタムスキルタイプを使用することで、考えつくあらゆるエクスペリエンスを構築できます。カスタムスキルでは、開発者が対話モデルを定義します。

アプリケーションAPI

バックエンドサービスでアプリケーションAPIを使用して、Alexaからのユーザーリクエストを受け取り、Alexaに応答する方法を説明します。APIを用いて、体験のパーソナライズ、ユーザーアカウントのリンク、商品やサービスの販売、Alexaの他の機能を活用することもできます。

ソフトウェア開発キット

ASK SDKを活用して、コードを簡素化することができます。Java、Node.jsおよびPython用のSDKでは、一般的な処理のための関数が提供されており、定型のコードではなくスキルロジックに集中できます。

開発ツール

ASK開発者コンソールまたはASKコマンドラインインターフェース(CLI)を使用して、スキルの作成、管理、テスト、公開を行うことができます。これらの関数は、スキル管理API(SMAPI)を使用してシステムに統合することもできます。

レポート

ASKの分析レポートを活用することで、うまく機能している箇所や、改善点がわかります。ASKは、ユーザー、インテント、セッション、発話、レイテンシーなど、幅広いメトリクスを提供します。

次のステップ

ソリューション導入の準備はできましたか?

まず施設を作成し、施設の詳細をセットアップして、ユーザーの追加や部屋のプロファイルの作成を行ってください。