Alexa for Hospitalityを使用すると施設内でAlexaを利用できるようになり、広範囲における複数のデバイスの管理、設定、スキルの有効化、施設の連絡先の割り当てが簡単になります。
Alexa for Hospitalityには、Amazon Businessアカウントを使用してAlexa for Hospitalityコンソールからアクセスします。
Alexa for Hospitalityコンソールへのアクセスには、Amazon Businessアカウントの認証情報が使用されます。
注:新規Amazon Businessアカウントのセットアップには1~2日かかります。
Business Developmentチームの担当者から、料金の最終決定とサブスクリプションのセットアップ完了に関してご連絡します。
数千台のEchoデバイスを短時間でプロビジョニングし、APIを使用してアカウントに接続できます。APIの詳細についてはこちらをご覧ください。
または、コンソールから複数のEchoデバイスを管理して自動的にアカウントに接続することもできます。Alexa for Hospitalityコンソールでデバイスを追加する施設に移動し、管理ガイドに記載されている手順に従います。
すべてのAlexaデバイスのセットアップが完了すると、Alexa for HospitalityコンソールのAlexaデバイスのページに一覧が表示されます。デバイスを確認するには、前述した有効なサブスクリプションが必要です。
現時点では、デバイスのセットアップを完了するには、ChromeまたはFirefoxブラウザとWi-Fiが有効になったWindowsコンピューターが必要です(VPNには接続できません)。
Alexaスキルは、対話モデル(音声ユーザーインターフェース)とアプリケーションロジックで構成されています。まず、ユーザーが話すと、Alexaは対話モデルを元に音声を処理し、ユーザーのリクエストを判別します。つぎに、Alexaはスキルのアプリケーションロジックにリクエストを送信し、そのロジックが処理を行います。アプリケーションロジックは、開発者がAlexa、AWS、または別のサーバーでホストされるバックエンドクラウドサービスに構築します。
スキルの内容に基づいて、スキルの種類を選択します。一般的なスマートホームスキルなどでは専用のAPIと対話モデルが使用できます。それ以外にも、カスタムスキルタイプを使用することで、考えつくあらゆるエクスペリエンスを構築できます。カスタムスキルでは、開発者が対話モデルを定義します。
バックエンドサービスでアプリケーションAPIを使用して、Alexaからのユーザーリクエストを受け取り、Alexaに応答する方法を説明します。APIを用いて、体験のパーソナライズ、ユーザーアカウントのリンク、商品やサービスの販売、Alexaの他の機能を活用することもできます。
ASK SDKを活用して、コードを簡素化することができます。Java、Node.jsおよびPython用のSDKでは、一般的な処理のための関数が提供されており、定型のコードではなくスキルロジックに集中できます。
ASK開発者コンソールまたはASKコマンドラインインターフェース(CLI)を使用して、スキルの作成、管理、テスト、公開を行うことができます。これらの関数は、スキル管理API(SMAPI)を使用してシステムに統合することもできます。
ASKの分析レポートを活用することで、うまく機能している箇所や、改善点がわかります。ASKは、ユーザー、インテント、セッション、発話、レイテンシーなど、幅広いメトリクスを提供します。