AVSを利用すると、「Alexa」に話し掛けてコントロールする音声指向の製品を作ることができますが、音声ユーザーインターフェース (VUI) を使った製品を設計するには、まず、その製品をユーザーにどのように操作してもらいたいかを決める必要があります。そのうえで、機能上のガイドラインとユーザーエクスペリエンス(UX)上のガイドラインを活用して、すべてのAlexa搭載製品に一貫性のあるエクスペリエンスを確保します。
遠隔 | ハンズフリー | タップ式トーク | プッシュ式トーク | |
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ユーザーインタラクション | ユーザーはウェイクワードを使ってAlexa端末を呼び出します。ユーザーが話し終わると、待機状態を解除するようクラウドから端末に命令が送られます。 | ユーザーはボタンをタップしてマイクを起動させます。ユーザーが話し終わると、待機状態を解除するようクラウドから端末に命令が送られます。 | ユーザーはボタンを押し下げたままにし、発話全体がキャプチャされるまで、マイクを起動させた状態にしておきます。 | |
ユースケース | 室内で「Alexa」というウェイクワードを使って起動される端末であり、なおかつ騒音が多い環境 (リビングルーム、キッチンなど、自宅内の共有空間) であっても音声が主要なユーザーインターフェースとなる端末向け。 | 「Alexa」というウェイクワードを使って起動される端末で、音声が主要なユーザーインターフェースとなる環境、かつユーザーが手を伸ばせば届く範囲 (自宅内の寝室や玄関、またはそれよりも狭いエリア) で使われる端末向け。 | 多少の騒音がある環境で使われる端末で、ユーザーがすぐ近くにいる環境 (車内や職場など) で使われる端末向け。 | 公共交通機関、パブリックスペース、大音量でホームエンターテイメントを楽しむ空間など、マイクロホンアレイで「Alexa」というウェイクワードを拾うのが難しい騒音の大きい環境で使われる端末向け。 |
ウェイクワード | はい | はい | 番号 | 番号 |
開発ツール |
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AVS Device SDK » |
開発する製品がタップ式トークであれハンズフリーであれ、違和感を感じさせない操作性を実現するうえで、特定の合図とハードウェアに関して考慮すべき事項があります。例えば、すべてのAlexa搭載製品には、Alexaの状態をユーザーに伝えるためのLEDやGUI(グラフィカルユーザインタフェース)要素を装備することをお勧めしています。
音声によってテクノロジーを操作するのは、多くのユーザーにとって初めての経験です。Alexaをユーザーが使いこなせるようになれば、ユーザーは音声によって製品を楽に操作できるようになり、Alexaを使う意義を日々実感できるようになります。新しい機能やサービスによってAlexaは常に進化し続けています。Alexaの設定と使用がユーザーにとって簡単であればあるほど、皆様の製品が使われる機会が増えていくでしょう。